SCM用 液体窒素蒸発防止装置 VARシリーズ
コントローラ2種(Vシリーズ & Aシリーズ)
【装置概要】
- SCMクライオスタットの液体窒素槽に接続された極低温冷凍機付きクライオスタットで冷却し、液体窒素の蒸発を防止します。
- クライオスタット内の圧力を検知し、圧力信号に応じて冷凍能力を 制御することで、液体窒素を一定に保ちます。
- 装置運転時の冷凍機の振動は、除振構造により最小限に抑えます。
装置構成/外観 (VAR-Vシリーズ)
装置仕様(VAR-Vシリーズ)
装置構成/外観 (VAR-Aシリーズ)
装置仕様(VAR-Aシリーズ)
制御コントローラー
Vタイプ 機能紹介
見える化をモットーに液体窒素蒸発防止装置制御コントローラ V seriesを開発しました。
完全コンピュータ制御にてログの記録が可能です。
表示説明
CryoTemp(冷凍機温度)摂氏:°C deg表示
NCP(クライオスタット内圧力):kPa表示
MCP(マグネット内圧力):kPa表示
表示グラフ
グラフ化することで直近の圧力・温度変化がわかるようになっています。
グラフ幅を20分/1時間/3時間/6時間に切り替え可能です。
コントロールモードの変更可能です
GeyserMode:一定圧力まで冷凍機を動かした後、装置を停止させ、内圧が上がると再び動作するモードです。
Rock-Mode :ヒーター制御にて内圧を一定に保ち、蒸発防止するモードです。内圧を一定に保つことで、NMRのShim値の変化を極力低減し、測定に影響が無いように努めます。
自動復旧機能
停電復旧などの際、装置が自動で立ち上がります。
安全のためGeyserModeにて立ち上がりますが、一定時間経過後にRock-Modeに自動で切り替わりますので、操作は不要です。
Aタイプ 機能紹介
液体窒素蒸発防止装置用従来型コントローラ A seriesです。
コントローラーメイン画面
TC1(冷凍機温度):K表示
P1 (クライオスタット内圧力):kPa表示
P2 (マグネット内圧力):kPa表示
それぞれデジタルで表示します。
制御方式
ヒーター制御にて内圧を一定に保ち、蒸発防止します。
内圧を一定に保つことで、NMRのShim値の変化を極力低減し、測定に影響が無いように努めます。
自動復旧機能
停電復旧などの際、 SET UP画面よりAUTO RETURN選定で装置が自動で立ち上がります。